はじめまして、素髪（スガミ）ケアの髪質改善に特化した自由が丘のヘアサロン、tweed tokyo（ツイードトウキョウ）代表（美容家）の岡庭裕太です。
抜け毛や細毛、白髪、ダメージ毛の悩みを多く解決しています。
ご覧くださり、ありがとうございます。
はじめての方はぜひ、自己紹介もご覧ください！
最近ではコロナウイルスの影響で美容院の衛生管理を気にされるお客様は多いのですが、美容師の仕事、実は衛生職でもあります。
ハサミ、レザーなど刃物を扱いますし薬品も扱うので衛生管理は他の業種に比べるとかなり厳しく法律で定められています。
定期的に保健所も抜き打ちで衛生管理の立ち入りに入ったりするので、サロンの衛生管理にはどこの美容室もしっかりしているのではないでしょうか。
僕自身、管理美容師免許という、美容師免許とは別の免許を持っています。
管理美容師とは、、、美容院の衛生管理の責任者で複数（2名以上）のスタッフがいるサロンであれば必ず管理美容師を一人在籍させる。
衛生管理の責任者です。
僕の場合、美容薬学検定1級の免許も取得しているので消毒に関しての知識は更に詳しいと思います。
では解説していきますね。
消毒液でもっともポピュラーなベンザルコニウムをご存知でしょうか？
名前は聞き慣れませんが、ちまたではエタノールなどと同じくもっとも多く使われている消毒薬で、みなさんが知らないだけで消毒スプレーや除菌シートなど幅広く使われています。
ベンザルコニウムとは、、、
・陽（カチオン）界面活性剤の一種です。
主な効果としては消毒、殺菌、防腐剤などの効果があります。
副作用は、過敏症、アレルギー反応、手荒れ、消化菅の異常、呼吸器などの異常があげられます。
手指の消毒などをしすぎると手荒れなどを起こしますが、これは界面活性剤の皮膚刺激によるものです。
また界面活性剤には色々な名前があるので調べないとどれが界面活性剤なのか見分けがつきません。
代表的な陽（カチオン）界面活性剤は
・ベンザルコニウム
・ベヘントリモニウムクロリド
・ステアルトリモニウムクロリド
・セトリモニウムクロリド
これらの種類は総じて第４級アンモニウム塩と言われています。
第３級アンモニウム塩などもあり、ポリオクタニウムなどが有名な成分です。
第４級も第３級も陽（カチオン）イオン界面活性剤なのですが、皮膚への刺激や毒性などが違い、第４級アンモニウム塩の方が遥かに強力で刺激が強いので使用には注意が必要になってきます。
ベンザルコニウムであれば原液では使えず、必ず100倍〜1000倍に薄めて使用をします。
それだけ少量でも作用が強力だということだけ覚えてください。
そして僕が皆さんにお伝えしたいのはここからです。
実は陽（カチオン）イオン界面には消毒・殺菌効果があるので日常生活で幅広い商品に使われています。
除菌、消臭で有名なファブリーズであればQUATと言う第４級アンモニウム塩の界面活性剤が使われていて、その効果で除菌、消臭をしています。
そしてこの陽（カチオン）界面活性剤の消毒、殺菌、防腐以外の２次的な効果をご存知でしょうか？
実は柔軟剤にも多く配合がされています。
界面活性剤の2次的な効果は衣類への吸着性に優れているので柔軟効果や、衣類を柔らかくふっくら仕上げてくれる効果があるために使われています。
なぜ柔軟剤で衣類がふっくら柔らかになるかは陽（カチオン）イオン界面活性剤によるものとここでは覚えてくださいね。
ただ最近では多くの化学者や肌化学の博士などがこう伝えています。
第４級アンモニウム塩の界面活性剤は皮膚への刺激が強いので、肌荒れや皮膚炎など様々なトラブルを引き起こすことから使用をオススメしていない専門家も非常に多いです。
陽（カチオン）イオン界面活性剤はもともとは消毒、殺菌効果のある成分で、2次的な作用で柔軟剤に使われていますが皮膚刺激を起こすことはわかって頂けたかと思っています。
そしてこの第４級アンモニウム塩、陽（カチオン）界面活性剤である、
・ベヘントリモニウムクロリド
・ステアルトリモニウムクロリド
・セトリモニウムクロリド
実は皆さんがお使いのトリートメントに99%に配合されています。
気になる方はいますぐトリートメントボトル裏の成分表を確かめてみてください。
無添加、オーガニック系の自然派などと謳うトリートメントにも必ず使われています。
そしてサロンで高いお金を払って施術してもらうトリートメントはなぜ作用が強いかというと、この界面活性剤の配合量がさらに多く含まれているからです。
柔軟剤の繊維に強力に吸着して柔らかくするよに、
髪にも強力に吸着するので、しっとりサラサラがツヤツヤが持続するんですね！
髪にトリートメントをつけて時間を放置せず、すぐに洗い流しても効果が出るのはプラス（＋）の電気を界面活性剤がもってるのですが、本来マイナス電気を帯びている髪の毛に磁石のようにピタっと吸着するので一瞬で効果が現れます。
そしてそのプラスの電気信号は髪から頭皮、頭皮から毛根に伝わることで、頭皮と毛根はダメージを受けます。
結果的に、頭皮と毛根がダメージを受けてしまい、抜け毛、薄毛、白髪、ダメージヘアの原因になってしまうんでね。
トリートメントで髪と頭皮が痛む記事はこちらをご覧ください。
成分に詳しい美容師さんによっては、トリートントに含まれている陽（カチオン）界面活性剤の量は1%〜10%くらいなので皮膚刺激などの副作用を気にする必要はないと言われる方もいます。
ただここで考えて頂きたいのは、先ほどのベンザルコニウムは消毒目的の使用でも100倍〜1000倍に薄めて使用しています。
それがトリートントには1%〜10%（10倍〜100倍）ということはいかに高濃度で配合されているかわかると思います。
一度、界面活性剤によるアレルギーを起こすとカチオンアレルギーになってしまい、まずはじめにかゆみなどが出始めます、そして抜け毛や白髪が徐々に増えていきます。
また免疫力が弱っていたり、皮膚がもともと弱い方だと赤みが出たり炎症の原因になります。
この10年でトリートメントに含まれている、陽（カチオン）界面活性剤の影響で髪と頭皮の環境をとても悪くしてしまっている女性が多いです。
カチオンについての詳しい記事はこちら。
ご自身で使うヘアケアをもう一度見直してみることをオススメいたします。
きれいで健康な髪の毛は足すことではなく取り除くことで叶います。
ぜひ当店の素髪ケアのメニューできれいで健康な髪を手に入れてくださいね。
素髪ケアについての詳しい記事はこちら
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代表（美容家） 岡庭裕太
横浜の老舗サロンに入社後、歴代最短のデビュー記録を更新。
