はじめまして、素髪(スガミ)ケアの髪質改善に特化した自由が丘のヘアサロン、tweed tokyo(ツイードトウキョウ)代表(美容家)の岡庭裕太です。
抜け毛や細毛、白髪、ダメージ毛の悩みを多く解決しています。
ご覧くださり、ありがとうございます。
はじめての方はぜひ、自己紹介もご覧ください!
今回、お伝えする内容は美容師の手荒れについてです。
美容師以外には関係のない内容と思っていませんか?
実は女性の抜け毛、薄毛、白髪やダメージヘアの原因と手荒れは大きく関わっています。
手荒れの原因を理解することでご自身のヘアケアやスキンケアに対する知識も深まりますので、ぜひ読んでくださいね。
美容師の手荒れの原因は?
ここでは一般的に言われている
美容師の手荒れの原因のトップ3をお伝えします。
シャンプー
手荒れの原因で一番に言われているのはシャンプーです。
通常のシャンプー以外にもカラー後のシャンプーであったり
1日に何回も洗うので手の油分がなくなってしまい乾燥の原因に。
解決策としてはシャンプーの時にゴム手袋をしたり
こまめにハンドクリームなどで保湿をします。
薬剤
薬剤は主に
・カラー剤
・パーマ液
・ストレート剤
があります。
美容師の仕事は髪の結合を切ったり、くっ付けたりと再構築の美です。
髪の構造を壊して綺麗にする。
ビルド&クラッシュをしてお客さまの髪を綺麗にしていくんですね。
お客さまの髪もダメージしますが、美容師の手もダメージします。
お湯
あまり知られていませんがお湯でも手が荒れてしまいます。
お湯は手や皮膚の皮脂を奪ってしまうので肌のバリア機能が低下して手荒れを起こします。
一般的には33度〜35度のぬるま湯が肌に良いと言われています。
ただお客様に対しては40度前後のお湯で洗髪をしていることが多いのでお湯の手荒れも多く起こっています。
頭皮に対してもは42度以上は痒みや常在菌が死んでしまうので気をつけてくださいね。
ここでは主に
・シャンプー
・薬剤
・お湯
この3つが手荒れの原因をお伝えしました。
一番の手荒れの原因はのちほど。
人気トリートメントシステムの導入
うちの会社は10年くらい前からあるメーカーのトリートメントシステムの導入をはじめました。
それ以前にも色々なメーカーのトリートメントなどを導入・検証をたくさんしていました。
会社で人気のトリートメントシステムを導入した理由は日本で一番良いトリートメントシステムと言われていたからです。
導入以前から多くの有名美容室や芸能人も多く使っていて一番人気があり信用できるメーカーだったからです(その会社は日本を代表する有名企業です)
ただそのトリートメントシステムを導入してから色々と問題が起きてきました。
トリートメントシステムとは、ご自宅で使用するシャンプー、トリートメント、美容室でのサロントリートメントですのでご理解くださいね!
アシスタントの手荒れがどんどん加速しはじめた
実は日本で一番人気のトリートメントシステムへ変更した頃から店のアシスタントがフロアで手を掻きむしる場面を多く見るようになりました。
どうやらその頃から手荒れが徐々にはじまっていたんですね。
手はカサカサして芋虫のような状態になり、
無意識のうちに掻きむしるので血が出て皮膚は裂ける。
手には絆創膏やテープで出血を止めない仕事ができない状態になりました。
女性の方が男性よりも皮膚が薄いため女の子の手はかわいそうなことに、、、
そこで原因を徹底的に探ることにしました。
しかし
・シャンプー
・薬剤
・お湯
手荒れの原因のこの3つは何も変わっていませんでした。
サロンで使うシャワーヘッドのお湯をマイクロバブルの出る高性能の水に変えましたが変化はなし。
そんな時にうちの会社で取引をしていた美容のディーラーさんが美容師の手荒れに相談に乗ってくれる詳しい人がいるとのことで紹介をして頂きました。
化粧品会社社長との出会い
その時に紹介をして頂いたのが有名な化粧品会社の社長さんでした。
ここから美容業界の常識を覆すような話が次々にされていきました。
その中で言われた衝撃的な言葉があります。
美容業界はこの20年、何も変わっていない。
化粧品やエステなどの肌科学の世界はどんどん先に進んで色々なことが変わっているのに美容業界は何の変化もしていない。
これは何が言いたいかと言うと
髪の毛は死んだ細胞です(死滅細胞と言われています)
その死んでいる細胞に対して
美容師、お客様は髪が生き返る、良くなる。
本気でそう思っていたのです。
これはミイラに栄養を与え続けてもミイラはミイラ、生き返りませんよね。
死んだ髪(ミイラ)に対してずーーーっと、私たちはアプローチをしていたのです。
理由はひと言で言ってしまうとトリートメントという女性がキャッチーに食いつく商品によって、美容師、トリートメントを作るメーカー、トリートメントを売る店(ドラックストアetc..)、トリートメントを卸すディーラー全てが儲かる仕組みだったのです。
結局、損をするのはお客様だけ。
の世界だったのです。
肌科学を真剣に学びはじめる
もちろん最初から私たちの会社もその化粧品会社社長の言うことを全て信用していたわけではありません。
だって今までの美容業界の常識を全て否定されてしまったわけです。
私たちは美容師もお客様の髪や頭皮のことを考えて真剣に良いトリートメントはないか?
もっと髪を良くできるトリートメントはないか?
お客様のためを想い、髪に対してベストなことを試して検証、導入をしていたからです。
全てを否定され何が真実なんだろうとかなり悩みました。
そして真実を確かめるには、髪と頭皮のことを理解するために肌科学を勉強することが正解だと判断しました。
自分たちの目で確かめる。
僕もいまでは美容薬学検定1級など肌科学のスペシャリストとしての免許もも持っています。
そして肌科学を勉強すればするほど、ヘアケアとスキンケアは全く同じだといくことがわかりました。
ヘアケア=スキンケアの概念がわかりました。
本当の手荒れの原因はトリートメントだった
肌科学を勉強していく中でわかったこと、それはトリートメントで肌はかなりのダメージを受けるということでした。
衝撃的な事実でしたが、きっと化学者ならあたり前に知っている当たり前の事実でした。
現在のトリートメントの成分の中にカチオン界面活性剤というコーティング成分が99%、ほとんどの商品で使われています。
この界面活性剤はもともとは消毒薬や除菌シートなど殺菌作用が高いことから消毒に対して多く使われている成分です。
詳しくはこちらのブログもご覧ください。
カチオン界面活性剤の2次的な作用として、繊維や髪への化学的なコーティング作用が強いため、柔軟剤やトリートメントにも多く使用されています。
実はこのトリートメントに含まれる陽イオン(カチオン)界面活性剤こそが美容師の手荒れの原因でした。
髪へのしっとり、サラサラなど吸着作用が強ければ強いほど、このカチオン界面活性剤が大量に配合されていて髪の質感を向上していました。
うちの会社で導入を決めた人気のトリートメントシステムもこのカチオン界面活性剤が多く使われていたため、髪への質感が驚くほど良かったのです。
しかし、カチオン界面活性剤の量が多ければ多いほど、肌への消毒作用が強く働くために、知らず知らずのうちに肌がダメージを受けていたんですね。
そのためんうちの会社は徐々にカチオンフリーの美容室へシフトチェンジしていきました。
カチオンフリーにして手荒れはどう変わったか?
そしてうちの会社ではカチオンフリーのシャンプーやトリートメントの導入をはじめました。
すると、
ずーーーっと何ヶ月も手荒れに悩んでいたアシスタントの手荒れはすぐに改善をはじめました。
しかもたった2週間でです。
かなり違いますよね。
だいぶ改善が見られました。
カチオン界面活性剤の害を取り除くだけでこれだけ肌が変わるということが理解していただけましたでしょうか?(もちろん保湿などはしっかりとしていました)
ノンカチオン、ノンシリコンが究極のヘアケア
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
僕が何を最後にお伝えしたいかと言うと、
トリートメントでお客様の頭皮もダメージを受けてしまっています。
その結果、近年では女性の抜け毛、薄毛、白髪、ダメージ毛が加速しています。
解決策としては、カチオンフリー、シリコンフリーをオススメしています。
カチオンの害についてはこちらも参考にしてください。
髪への余計なコーティングは行わずに取り除く
そして必要な栄養だけを補充する。
これだけで肌の自然治癒力は発揮されまた頑張ることができる環境へとなっていきます。
女性は自らの手でトリートメントをして頭皮が頑張れない環境を勝手んに作ってしまっていたんですね。
フォルムボーテ自由が丘の素髪ケアは、世界ではじめてのノンカチオン、ノンコーティングサロンです。
ぜひ、髪の綺麗を取り戻す素髪ケアで健康できれいな髪を手に入れてくださいね。
素髪ケアについの詳しい記事はこちらをご覧ください。
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代表(美容家) 岡庭裕太
横浜の老舗サロンに入社後、歴代最短のデビュー記録を更新。